アミノ酸は
水に溶ける?
アミノ酸の溶解度に関係する要素
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1温度
一般的にアミノ酸は溶媒の温度が高くなるほど溶解度が高まります。
例)アルギニンの溶解度(g/水100g)
参考文献:江頭他. アミノ酸資料集2010年度版. 日本アミノ酸学会, 2010.
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2pH
各アミノ酸は、特定のpHになると溶液中のアミノ酸が解離して両性イオンの状態となります。両電化が等しくなる(電荷が0となる)時のpHを等電点と呼び、溶解度は最も低くなります。等電点からpHを離すことで溶解度が高まります。
例)L-グルタミン酸の溶解度(g/水100g)
参考文献:味の素株式会社. Ajinomoto’s Amino Acid Handbook. 2002.
各種アミノ酸の溶解度
アミノ酸は種類によって水に対する溶解度が異なります。以下に各種アミノ酸の温度別溶解度を掲載します。
(参考文献:江頭他. アミノ酸資料集2010年度版. 日本アミノ酸学会, 2010.)
BCAAの溶解度

L-リジン塩酸塩の溶解度

L-ヒスチジン類の溶解度

L-フェニルアラニンの溶解度

L-メチオニンの溶解度

L-トレオニンの溶解度

L-トリプトファンの溶解度

L-アルギニンの溶解度

L-グルタミンの溶解度

グリシンの溶解度

L-アラニン、DL-アラニンの溶解度

L-グルタミン酸類の溶解度

L-アスパラギン酸類の溶解度

L-チロシンの溶解度

L-シスチンの溶解度

L-プロリン、L-ヒドロキシプロリンの溶解度

L-オルニチン塩酸塩の溶解度

L-セリンの溶解度

参考文献:江頭他. アミノ酸資料集2010年度版. 日本アミノ酸学会, 2010.
アミノ酸の溶解性の課題に関する
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