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アスパルテーム

アスパルテームは、安全で低カロリー化に有効で世界で最もポピュラーな高甘味度甘味料です。日本では、1983年に厚生省より食品添加物に指定され、1996年に医薬品添加物規格追補版に収載されています。

「味の素 KK アスパルテーム」とは

「味の素 KK アスパルテーム」は、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2種類のアミノ酸からできている高甘味度甘味料です。

1:一般名

アスパルテーム Aspartame

2:化学名

α-L-アスパルチル-L-フェニルアラニン メチルエステル

1:化学式

C14H18N2O5

2:構造式

3:分子量

294.31

「味の素 KK アスパルテーム」の特徴

高甘味度甘味料です。

甘味の強さは砂糖の約200倍です。ただし、利用される通常の食品では170~230倍の間で変化します。

コンパクト化に有効です。

剤型の小型化、製剤の少量化に対応できます。

低カロリー化に有効です。

タンパク質と同様に1g当たり4kcalですが、同じ甘さを得るのに砂糖の約200分の1の量ですみますから、実質的にはカロリー摂取に寄与しないといえます。砂糖1さじ約4.5gは約18kcalですが、その甘さに相当するアスパルテームは約0.1kcalにすぎません。

苦味をマスキングします。

有効成分の苦味が強い医薬品に使用され、そのマスキング効果があります。

血糖値に影響を与えません。

虫歯の原因となりません。

甘味質は砂糖によく似ています。

砂糖によく似てクセがなく、さわやかですっきりとした甘味をもっています。

タンパク質と同じように代謝されます。

消化吸収され、他の食品と同じように代謝されます。

安全な物質であることが確認されています。

「味の素 KK アスパルテーム」の表示

昭和58年8月に行なわれた食品衛生法施行規則の一部改正により「アスパルテーム」を食品に使用する場合は、物質名、用途名並びにL-フェニルアラニン化合物を含む旨を表示することが義務づけられました。(厚生省令第36号37号、昭和58年8月27日付官報に告示)医薬品においても、フェニルケトン尿症患者*に対する情報提供を目的として表示に関し、日本製薬団体連合会より加盟団体あてに「医薬品に含有されるアスパルテームに関する表示について」添付文書及び外部に記載する旨の協力依頼が以下のとおり出されています。(平成5年3月25日:日薬連発第167号、平成12年1月19日:日薬連第36号)

医薬品における表示

「記載事項」

アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)

「記載場所」

医療用医薬品にあっては添付文書の「組成」欄、また、一般用医薬品にあっては添付文書の「成分」欄及び外部の容器又は外部の被包。

フェニルケトン尿症
食事から摂取される必須アミノ酸であるフェニルアラニンは、通常、体内で酵素によって代謝され、チロシンという別のアミノ酸に変わります。この代謝を行う酵素の活性が生まれつき低いために、フェニルアラニンが代謝されずに体内に蓄積してしまう先天性代謝異常疾患がフェニルケトン尿症といわれています。
1977年に、新生児(生後5日~7日)にスクリーニング検査を行うという制度が出来て以降、ほぼすべての患児が早期に発見され、直ちに治療が開始されるようになり、早期診断・早期発見の体制が整っています。
1977年~2005年度までに行われた厚生労働省雇用均等家庭局母子保健課による代謝異常検査の結果によると、フェニルケトン尿症の発見率は、約8万人に1人となっています。

「味の素 KK アスパルテーム」包装荷姿

荷姿 サイズ
1kg×3袋 340mm×210mm×185mm
(写真:右)
1kg×10袋 366mm×366mm×284mm
(写真:左)
25kg 370mm×370mm×550mm
(写真:中央)

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